ユメ?

久しぶりに会ったリクルートスーツ姿の友達が「就活していないの?」「いや、就活はやめて花屋になろうと思って今バイトしているよ。」って言ったら「夢を目指すの!?」ってさ。「夢なんて言葉、久しぶりに言ったよ〜。」って言ってた。
確かにお花屋さんなんていうと、オンナノコの夢の甘っちょろいイメージで、お花に囲まれてうふふふふっていう想像をするのかもしれぬけれども。
現実はかなり厳しいってことを花屋で働いている友達や先輩から嫌というほど聞かせれてた私にとっては、花屋さん・・?なりたいけど、重たいものを持つのは嫌だし、手は荒れるし、女ばっかりで人間関係が怖そうっていうマイナスの面しか見えていなかったのでした。

だけどいざ就職活動しようってなったとき、自分にできることやっていきたいことって何だ?って思ったらやっぱり植物自然関係しかなかったのよ。(花屋と自然は相反するものだけれど)
花屋で働こうっていう決心がついたのは、バイトで手を火傷したことがかなり大きかったのかも。実は、短大のときのルームメイトが実習で親指をなくしちゃったこと、花屋で働いていた先輩がナイフで腕を切って何針も縫ったこと、バイト先の花屋で社員さんが指先を切り落としちゃったことなんかがあったので、私の中で花屋=危険みたいな構図が出来上がっていて、それで尻込みしていた部分も大きかったから。
火傷して始めて傷を見たときはかなりひどくて、これから接客なんかできないんじゃないかって涙したほどだったけれど、だんだんと治ってきて、逆に怪我に対する恐怖心がなくなったというか、怪我をしても治るんだ!っていうことを知ったら、怪我がなんだ!っていう気持ちになってきたのでした。
左手の火傷の痕はおっちょこちょいをしないための目印だ。

北海道に行ったときに、3時間くらいバスに揺られていて、むかしどこぞやかで出会った人に言われたことを思い出したんだ。いま自分が何をしたいかより、将来どういう自分になりたいかじゃないか。やりたいことは頑張ってやった方がいい。自分がすっと出来そうなことを何かひとつ見つけてそれを勉強していったらいいって。そんなようなこと。
あたしがひとつ出来そうなことって、植物なんじゃないかえ?って思ったのでした。
家族には「就職活動がしたくないから、その言い訳に花屋になるっていっているんでしょ。」って言われるけどね。いや、はじめは自分でもそうなのかなあと思っていたけれど、どうやらそうでもないっぽい心境。

話を戻すと、その「夢追い人?」って言った子、その子だって片っ端から鉄道会社受けているって言っていた。鉄道関係で働くっていう、なりたい自分像を目指して頑張っているんじゃないのかい?わからないけど。何はともあれ、明日最終面接ということなので頑張って欲しいものです。

それから、私就職活動をしないわけじゃなくて、まだしていないだけでそのうちするのです。というよりむしろもう就職準備に入っているのです。みんなとちょっとやり口がちがうだけさー。まぁ、大学もほとんど裏口入学みたいだったしねぇ。裏口というか、3階の窓から入れてもらいました。ってかんじ。