「ビトウィン」

ビトウィン
図書館の新着本コーナーで、表紙のヤマメ?イワナ?に惹かれて、なんとなく手に取った本。気になっていた映画「雨鱒の川」の原作者と知って、期待を持って借りてみたのですが面白かったです。
作者が、小説を書くのをやめてから次の小説を出すまでの10年間の期間(ビトウィン)のお話。貧乏だけれど、ステキな家族と仲間と自然に囲まれての幸せな暮らし。現実には良いことばかりじゃなかったかもしれないけれど、それでも羨ましいって思ってしまうなあ。
川上さんと釣り仲間の繰り広げる大冒険!?が面白いのなんの。読んでいた電車の中でひとりでニヤニヤしてしまいました。
その自給自足の(貧乏なだけ?)ライフスタイルが私の卒論のテーマと絡む部分もあったので、そういう視点からも面白く読めました。
次に図書館に行ったら「雨鱒の川」と「翼はいつまでも」を借りようっと。