友がみな我よりえらく見える日は

友がみな我よりえらく見える日はバイトの休憩時間の暇つぶし用に(ブックカバーがかかっていてタイトルがみえなかったので)自分の本棚から適当に引っ張り出した本。再読してみた。いつだか自信喪失気味だったとき(!)に買ったもの。わかりやすいタイトルでしょ。
落ち込んで友が自分より偉く見えるときにこの本を読んで勇気付けられた!っていう人がいるのかな。わたしは最初にこの本を読んだときちょっとがっかりしたのでした。だってなんだか、おおこの人に比べたら自分はまだマシじゃん。って思うための本に思えたんだもん。こんな不幸な人も頑張っているんだから自分も頑張ろう!ってこの本を読んで思うのかなぁ。
あたしは人がみんな自分より偉く見えたときにはこの本は読みたくないなぁ!なんだか人の不幸は蜜の味系でいやしいじゃない。そういう主旨ではないのかもしれないけれども。
でも、この本に出てくる人が不幸なのかって言われるとそうでもなかったような気がするなぁ。そうか、あなたが落ち込んでいることもあなたが思っているほどたいした問題じゃないよ系か。いや、それも違うのか。わからん。

しかし、こういうタイトルの本を買ったころの自分ってどんなだったんだろ。いったい。そんな古い話ではないけれど。